雑記帳

ソフトを中心に雑記を書いてる割とすぐ転職したい人。コメント貰えると私が喜びます。

会社であった開発予算の使い道の話

愚痴です。

私は今の仕事から離れることが決まっている。
そして、今年度のIoT開発の業務用に確保した予算が、上半期はほぼ手つかずのままであった。
次の担当者に引き継ぎをするため、自分が今持っているネタを報告する会議を開いた。

最後の方になって、あれこれ考えていて、予算も多少はあるのになんで手を付けてないの?と聞かれた。
自分が出した回答は以下2つ。

  1. 長期的に見れば改善出来るのは分かるけれど、今やっても担当エンジニアの負荷を軽く出来るほど劇的に改善出来るものではないので、エンジニアが苦しくなる程度の効果しか出ないから手を付けてない。その期待値から、エンジニアの協力を得るための説得とか啓蒙活動を進める労力に見合わない。

  2. 今はエンジニアのタスクが溢れて待ち行列が発生している。その状況を改善する腐るほどあるネタに手を付けた方が全体のためになるのでそちらを優先して動いている。だけど、(使える)エンジニアのタスクが溢れているため、誰かに業務を割り振ることも出来ない。結果として自分がゴリゴリ開発を推進する必要がある。しかし、自分はすでに残業制限がかかっていることもあり、頼れる外注もなく育てている最中だったので手詰まりだった。

結局、偉い人が反応して出た予算は、イマイチ現場の実態を改善するものにはなっていないので、ついた予算と実際に動くべき案件の乖離がヒドいという典型的な話もありどうしようもない。

まあ、手なりで仕事をせず、本気で何かの改善をに動いて高負荷になっているエンジニアが他に一体どれだけいるのだろうか?という疑問もあるから、その点では何とも言い辛い部分もある。

だけど、エンジニアを大事に出来ていない体制のせいで、結果的にエンジニアが卑屈になったり活気がなくなっているから、結果的に現場改善が進まない悪循環になっているようにも見えるからエンジニアだけを否定出来ない。
この辺はもうマネジメントの問題だよね?とも思う。

皆が善意で改善に向かって動ける体制を作るにはどうしたら良いのだろうか?