Developers summit 2017の感想(1日目)
背景
- 仕事休んでデブサミ行ってきました。
- 自分のやる気出すためと、残業1000時間行かないため(有給ちゃんと使うため)、が主な目的です。
参加セッション: 1日目
- 日産@コネクティッドカーがもたらすモビリティの可能性と日産自動車における挑戦
- スイマセン、寝坊して聞けませんでした
- Elastic Stackを利用した異常検知
- VR・ロボット・通信技術を活用したテレイグジスタンスへの挑戦
- MicrosoftのAI開発機能/サービス
- 複数台のロボットと音楽をする取り組み
- 事業成長にコミットするエンジニア組織への道のり
- ザ・黒帯 ~ Yahoo! JAPANのエンジニアの働き方とキャリアを語る
セッションごとの感想
殆どメモをベトッと貼り付けただけです
1. ElasticStackによる異常検知
Elasticの製品シリーズの紹介
- ElasticSearch
- スケーラブルなドキュメント検索エンジン
- RESTfulにアクセス可能
- アグゲーションなどで簡単な集計が可能
- Kibana
- ElasticStackの表示系環境
- クエリやアグリゲーションでダッシュボードにグラフなど表示可
- ElasticSearch自体の管理にも使える
- Logstash
- データの入出力用パイプラインツール
- 外部データソースから、パースしてフィルタをかけることが可能
- Kafkaなどからも取得可
- アレ?私が以前使った時はプラグイン無かった気が。
- Beats
- 軽量なデータシッパー
- どう軽量なのか分からんかった。聞きそびれた?
- 色々なデータに対応
- FileBeat
- MetricBeat
- DBからMetricを取得してインデックスを付ける
- PacketBeat
- WinGLOGBeat
- Windowsのイベントログを取得可
- HeartBeat * リモートマシンの状態監視
- 開発用ライブラリもある
- Logstashと違ってパーサはついてない
- 軽量なデータシッパー
XPack
- セキュリティ制御
- ロールベースのアクセス制御
- Kibanaのログインダイアログを使える
- ActiveDirectoryサーバなどと連携も可能
- ALERTS
- 定期的に、あるいは、何らかの条件でサービスを自動実行出来る
- Monitoring
- ElasticSearchを監視する
- Reporting
- Kibanaのダッシュボードをpdf化するためのツール
- Graph
- ElasticSearchのデータの探索のためのツール
大量データから有意義な情報を見つける方法
- Search
- Aggregation
- Visualization
- MachineLearning <—- new !!
- Prelert
Prelert
- 教師なし学習が主な利用用途
- LOFのK値などに対する理解は不要
- 時系列データを扱うのが得意
- Prelertが予想した値に対して外れた値を検知して動作する
- ベータ版を提供中。2017年の上半期にはリリース出来るはず
感想
- OSS分だけでも十分強力だけど、XPackが何気に便利そう
- 以前自分が作ったElasticSearchを使った生産管理システムは提案だけで破棄したけどまた使いたいなと思った
- 選択肢として忘れてたので思い出すキッカケになった。良かった。
2. MicrosoftのAI開発機能/サービス
- Cognitive Servicesの話
感想
- 色々出来るけど、色々で丸まってイマイチ印象がなかった
- CNTKの話まで行って欲しかったけど辿り着かなかった
- 後で資料公開されるとうれしいな
3. VR・ロボット・通信技術を活用したテレイグジスタンスへの挑戦
中ノ瀬 翔 [MacroSpace]
VR+ロボットで得られる効果
- 視界をロボットに移せるということは、瞬間移動出来る
- 医者がいない地域の検診などを出来る可能性が出る
- 出力系としてロボットが必要っぽい
- 入力系もカメラなど必要っぽい
- 医者がいない地域の検診などを出来る可能性が出る
- 自分の代わりに体を使う
- 体を動かせない人でも仕事出来たり遊べたり
- イケてるネーチャンが実はおっさんだったという世界も近い
作ったもの
- 自分の手足の動きに連動して動くロボットの試作
- 最初はOculusと前進出来るだけのロボ
- ボタンを空間に配置して、押したイベントを元に動作
- LeapMotionで腕や指のセンシングして連動化
- 精度と可動範囲がイマイチ
- 曲げセンサーとか使って直接取るようにした
- 圧力をかけることで擬似的に触覚を再現
- 現実感が一気に増えたので触覚・痛覚はかなり重要と気づく
- 最初はOculusと前進出来るだけのロボ
重要なこと
- ハード面
- 触覚すげー重要
- ソフト面
感想
- 何気に今回一番刺激を受けた
- とりあえず真似してみようか
4. 複数台のロボットと音楽をする取り組み
- mirai capsule
- 太田智美・西田寛輔
やったこと
- Pepperを大量に集めて合唱したり踊ったり
- あえてばらつきを出して人間味を出したい
※ そもそもPepper自体が個体のばらつきがデカイ
- あえてばらつきを出して人間味を出したい
技術
- ロボ台本DXで音楽をPepperに埋め込み
- ルータに接続してマスターノードから全部に命令を出すスタイル
- PepperはApacheっぽい何が動いている
- 1台のペッパーに対して台本を送る=全体に台本をアップロードする感じの作りにしたらしい
- Pepperは外部からコントロール可能
- QiMessaging
- みつこしき発声練習?
- JAnogでネットワーク接続で失敗したらしい
感想
- ロボット体操、ロボット体操〜〜
- ある種の狂気を感じた
- ロボが失敗すると応援し始める客が出るらしい
- エンターテインメントの模索方向性として聞いたら変な面白さがあるかも
- ある意味人間味との境界線の1つなのだろうか?
- 技術の完成度としてはもう一歩 *コアなことをやってる印象はなかった
- 日本人はロボットに寛容なのでジャンジャンやってくれ
5. 事業成長にコミットするエンジニア組織への道のり
- 2012年ころからエンジニア採用をしたころから5年間の話
背景
- 2012年に入社
- 社員エンジニアは全体が数十名に対して数名だった
- 当時のアーキテクチャと開発プロセス
- エンジニア採用の本格化
- 2014年頃にリクルート全体でエンジニア採用が本格化
- いろんなタイプのエンジニアが増えた
- コードだけ書いてたい
- マネジメントしたい
- 調整やだ
- いろんなタイプのエンジニアが増えた
- 2014年頃にリクルート全体でエンジニア採用が本格化
- 同時に指針が不明瞭
- リクルートの文化として「何がしたい」を問う
- 組織がバラバラになった
- 事業領域と組織規模がどちらも大きいため、事業トラブルにコミットしづらかった
- 時代の進化と事業成長
- 事業要望 > 開発成長 = カスタマ価値低下の恐れ
- システム面で多くのPDCAサイクルを回せるようにする必要があった!!!
- 最初は新規事業で風穴を開けることをターゲットにした
事業会社におけるエンジニア像
- 技術で課題を解決する人
- プロダクト指向で開発をする人
- “プロダクト側"で働く人
- 技術 x 熱意 x プロダクト理解
- 社内にエンジニアを構える意味
- 技術的な成長
- 売上最大化、利益最大化
- 事業の成長に対してエンジニアリングによってコミットする
主張色々
- エンジニアリングは手段
- 管理 = 悪じゃない
- 管理する人もコード書く人も必要
- 新しいものがエラい訳ではない
- 事業にコミット出来ることがエラい
- 指標(ビジョン)と社風のマッチング
- エンジニアドリブンで組織を変える姿勢
- 如何に良い文化を作るかが重要
- 人材の多様な考え方
- スプリンタータイプ
- マラソンタイプ
- エンジニアと課題を共有すること
- 色々な切り口が重要
- 技術的負債を解消する案件
- システムを一部からリプレイスしていく
- 黒くて巨大な何かを小さく分けて少しずつ解決する
- イキナリ解決はしない
- システムを一部からリプレイスしていく
- 技術的負債を解消する案件
- 色々な切り口が重要
- 求職者へのアピール
感想
- 社内文化のつくりかたのお話
- 初期条件が私も似た感じなので参考になったらいいなぁ
6. ザ・黒帯 ~ Yahoo! JAPANのエンジニアの働き方とキャリアを語るYahoo! JAPANのエンジニアの働き方とキャリアを語る
黒帯制度とは?
- エンジニア職の人事制度で、2012年以降に導入されている
- エンジニアの情熱と才能を解き放つための施策
- 実績を上げている人を正しく評価するための制度
- 指定技術領域において高い専門性が高い人に開発予算が与えられる
- 100万/年
- 初期費用 10万/年
- 書籍やインタビューなど外に出る機会が多く与えられる
自己紹介
楠木正儀
- 会社のプライバシーポリシーの変更とかした
伊藤宏幸
- アジャイル開発のプロフェッショナル
倉林雅
- 認証技術のスペシャリスト
- YahooID連携の開発・コンサル
里山南人
テーマ
- 大規模開発に伴う課題
- 内製化・???
- エンジニアとしてのキャリアパス
- 優秀なエンジニアが育つ環境
- 後進の育成
大規模開発に伴う課題
楠
- マイナンバーの準備を薦めている
- 電子化に当たって
- 昔は出来ることが決まっていたので仕様が書きやすかった
- 扱いづらい
- ユーザエクスペリエンス・操作性の良さが重要だが開発の手間がかかる
- 昔は出来ることが決まっていたので仕様が書きやすかった
- 仕様を事前に決めきれない話
- データ分析の分野など
- 一緒に試行錯誤しながらやる必要がある
- エンジニアを抱えることで出来る
- 黒帯はどう使われる?
- あまり関係がない
- 国際会議などに出ることもある中で日本特有のことに関してヒントを貰える
里山
- 黒帯を取った理由
- 大規模な開発にはリソースが潤沢だが、小規模なものは一人でサポートしている ことも多いバランスが悪いので、、、
伊藤
倉林
- ID技術について相談を受けることも多い
- 技術的負債を返済する時のコスト感などを検討する必要もある
エンジニアとしてのキャリアパス
伊藤
- 前職ではアジャイルコーチをしていた
- アジャイル推進する部署が解体されてしまった
- 上に行くルートではマネージャオンリーだった
- 開発者として社内の改善に貢献したかったのでYahoo!に行った
- 黒帯でよかった?
- 良いこと
- 人脈が作れて良かった
- 悪いこと
- 権限が強くなったので、意見することを期待されてしまうことがある
- 良いこと
倉林
- 入社して6年経つ、黒帯で2年経つ
- 最前線で戦えるようにチャージ中
里山
- 企業のブランディングとしては、Web屋であって、アプリ屋ではない
- ピエロ的な活動をしてでもブランディングをしていければ良いと思っている
- 社内のコワーキングスペースでの勉強会が増えて来ているため良し
楠
- 会社のブランディングとしては危うい立場なので辛い
- 国の立場なのか?会社の立場なのか?
- 黒帯として会社に貢献出来ている感は無い
- bitcoinの話をする時は大学の名前を使うなど配慮する
- 黒帯で困ること
- blackbeltだと空手やるように思われてしまう
- 社内制度を説明するのは面倒くさい
優秀なエンジニアが育つ環境
里山
- 昨年Androidの書籍を出した
- 初心者本は売れるが、中級者本は売れない
- QiitaやWeb上に情報が転がっているため、自分が何かを伝承するなどは 対象にならなさそうに思う
- 日本Android協会の代表
倉林
- OpenID foundationに参加している
- 以前はFoundationのエヴァンジェリストとして動いていた
- 社外の活動で黒帯の名前を出すことも多くなってきた
- IDに関する領域はITの中では小さいものになってきたので、、、
伊藤
- Yahoo内の各プロジェクトが自発的にアジャイルを回せるようになるようにマネージすることをミッションにしている
- チームによって指導の方法は変わるが、かなりキツく言うことがある
- 何でも他人に丸投げしているチームがあった
- 自分たちで開発させられるよう促した
- アジャイルは教育に良い
- 高速に失敗と反省を繰り返すための手段
感想
- 各々の意見は参考になることもあった
- 黒帯が殆ど関係ないセッションになっていた
- 先に用意された質問が悪いように感じる
- 制度と繋げようとしたけど、質問内容自体が黒帯とった目的じゃなさそうだった
- “黒帯"という人事制度について、それ自体と、各人の解釈をもっと聞くべきだったか
- 先に用意された質問が悪いように感じる