製造業の考え方1 〜 5S 〜
まえおき
5Sとは何か?と聞かれて答えられる人はどのくらいいるのだろうか。
私は一般的な用語だと思っていたのだが、最近関わった人が意外と知らないことがあったので少し書いてみる。
5Sって?
5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾(しつけ)」の頭文字をとったものだ。
母親から怒られるときに出てくるような単語がズラズラと並ぶので、ものぐさな私としてはあまり聞きたくない言葉だ。
それぞれ意味としては、以下のようになる。
整理 = 多くのもの・ことに、要不要の判断をつけること
整頓 = きちんと並べる、即座に検索出来るようにすること
清掃 = 捨てたり、磨いたりをすること
清潔 = きれいな状態を保とうとすること
しつけ = ルール・習慣化し、自然に出来るようにすること
何が良いの?
以下のようなことが言えるのかなぁ?
- "忘れてた"とか"不意に無くなった"が減るので、活動の平均としての効率化が出来る
- きれいになるので、外見が良くなる
- 確認だけで良くなるので、結果的に管理コストが減る
使い所は?
内容の見た目だけであれば、製造業・サービス業では扱いやすい。
飲食店の厨房やテーブルがきれいなら客は入りやすいし、
工場の作業場がきれいなら製品にゴミが入りにくいし、機械的な生産も容易だ。
でも、よくよく考えるともっと一般化すればITなどでも使い所はある。
デスクトップが整理出来ていれば資料を探すまでの時間が平均化されるし、
伝票が定期的に処理されて入れば期末に慌てることもない。
おわり
語呂が良いので使いやすいので、使ってみるのも面白いよね。